年金記録問題への対応に当たっては、発生原因の徹底究明と再発防止に全力で取り組むとともに、標準報酬等の遡及訂正事案への対応等を可及的速やかに進め、正しい年金記録に基づく年金の支払いに万全を期すべきである。
○舛添国務大臣 〔前略〕
年金記録問題につきましては、すべての受給者及び加入者約一億九百万人に対するねんきん特別便の送付や、標準報酬等の遡及訂正事案に係る戸別訪問調査の実施等、着実に取り組みを進めてきているところであります。
今後は、正しい年金記録に基づく年金の支払いをより迅速に行うことができるよう、年金記録問題への従事者数を全体で一万人を超える規模とすることや、作業の効率化等により、集中的、計画的に取り組みを進めてまいります。
なお、このような問題が二度と生じることのないよう、年金記録問題検証委員会の報告書の指摘を厳粛に受けとめ、業務改革を進めるとともに、平成二十二年一月の日本年金機構の設立に向け、全力で取り組んでまいります。