世界的な金融・経済危機から脱却するために、景気回復を最優先としつつ、年金・医療・介護・子育てをはじめ、社会保障制度の抜本改革を早急に実行する一方、不要不急の経費の見直しや無駄の削減による歳出改革を継続し、中長期的には財政の健全化に努めるものとする。
○与謝野国務大臣 ただいま御決議のありました金融経済危機からの脱却につきましては、政府は、当面、景気対策を最優先で進めるため、経済危機対策等を着実に実施してまいります。
財政健全化につきましては、短期は大胆、中期は責任との方針のもと、経済成長や社会保障制度を持続可能なものとするため、不要不急の支出の見直しや無駄の排除などの歳出改革を継続しつつ、成長力の強化や歳入改革の取り組みを着実に進めてまいる所存であります。
〔後略〕
○舛添国務大臣 ただいまの御決議により指摘されている点につきまして御説明申し上げます。
社会保障制度につきましては、中期プログラムに基づき、将来世代に負担を先送りしないよう安定財源を確保するとともに、機能強化と効率化を図り、持続可能で国民が安心できる制度を構築してまいります。
〔後略〕