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3 日本漢字能力検定協会及び日本農村情報システム協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督について


 決議内容 決議の背景 決議時点での当局の姿勢 決議の効果

 決議内容
 参議院決算委員会の平成19年度決算審査措置要求決議の「3 日本漢字能力検定協会及び日本農村情報システム協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督について」の内容は次のとおりである。
   文部科学省所管の財団法人日本漢字能力検定協会は、営利を目的としない公益法人であるにもかかわらず、年間7〜8億円もの多額の利益を上げていた上に、前理事長等が役員を務める企業との不適切な取引を通じて協会の利益を不当に流出させ、前理事長等の逮捕に至る事態が生じた。また、農林水産省、総務省、経済産業省の3省が所管する社団法人日本農村情報システム協会は、同協会の基本財産4億円を所管府省の承認を得ることなく取り崩していた上に、債務超過状態にあることが明らかになった。これらの件に関して、所管府省である文部科学省及び農林水産省等の指導監督が不十分であったとの指摘がなされている。
 政府は、所管公益法人に対し、関係法令にのっとった適切な運営がなされるよう厳正な指導監督を行うとともに、収益情報を始めとする財務状況の適確な把握及び必要に応じての指導をすべての所管府省に行わせるべきである。

 決議の背景
 財団法人日本漢字能力検定協会については6月1日の決算委員会で次のような発言が行われている。
○石井みどり君 子供たちも入れて国民といえば、多くの国民の方々がかかわってきた漢検の事業でございますので、やはりこれからも厳正な御指導を是非していただいて、国民の方々に不信を抱かれない、そういうところを是非お願いをしていきたいと思います。
 また、6月22日の委員会で「日本農村情報システム協会で発覚した不適切な会計処理への対応」の質疑が行われている。


 決議時点での当局の姿勢
 委員会で決議があった後、文部科学大臣から「ただいまの日本漢字能力検定協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督についての審査措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいる所存であります。」との発言が、農林水産大臣から「ただいまの日本漢字能力検定協会及び日本農村情報システム協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督について、……の審査措置要求決議につきまして、適切に対処してまいる所存であります。」との発言が、内閣府特命担当大臣(公益法人行政or公益認定等委員会担当)から「ただいまの……、日本漢字能力検定協会及び日本農村情報システム協会の不適切な運営を踏まえた公益法人の指導監督についての審査措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいる所存であります。」との発言があった。


 決議の効果
 この決議について政府が講じた措置について、22年1月27日の参議院決算委員会で財務大臣が、配布した資料のとおりであると説明している。

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